前回に続き、冬道の運転について書きます。
あくまでも私の知っている限りの話しですが、大型車両のドライバ-は、冬道の運転では前車との車間距離をかなりとって走行しています。極端に言うと乗用車が2~3台(ちょっと大袈裟ですね(笑))入れる位の車間距離をとって走行している場合もあります。
「おっそいな~!」「なんでこんなに空けてるんだ!?」
なんて思っている人はいないでしょうか?
又は
「おっ!空いてる」
と思い大型車両の前に ”スット” 割り込んだ経験がある方はいらっしゃいませんでしょうか?
その割り込む行為、大変危険です。疑問に思っている方は是非大型車両の特性を理解して頂きたいと思います。
大型車両(バス・トラック・ダンプ・トレ-ラ-)と様々な車種がありますので、全て全く同じではありませんが、基本、乗用車より止まりずらいのです。
乗客あり・荷積みをしていれば更に止まりづらくなります。
重たくなればなる程止まりづらくなるのです。
その状況を大型車両のドライバ-は理解しているので、特に冬道では車間をいつも以上に空けて走行します。(時々 ”?”というのもありますかね 注意ですね)
そこへ、スペ-スがあるからと割り込む行為(いきなり入る、若しくは正しい進路変更合図を出さずに入り込む)をすると、大型車両のドライバ-は追突する恐れがあるのでブレ-キを踏みます。(場合によっては急ブレ-キ)
そうすると、
〇大型車両の後続車が焦ってブレ-キを踏んで止まり切れず追突
〇大型車両がブレ-キを踏んだが止まれず追突
〇トレ-ラ-に至っては、急ブレ-キを踏むと連結しているシャ-シに押される為ジャックナイフ現象(くの字に折れ曲がる)を起こす事があります。
正しい進路変更の合図ってなに?と思っている方いませんでしょうか?
進路変更はウインカ-を出して周りにお知らせをします。
それを、
〇ウインカ-をも出さずに進路変更
〇進路変更と同時にウインカ-を出す
〇ウインカ-を1回出して直ぐに進路変更をする
これらは、急な割り込みに入ると思います。
大型車両の間に
「入りたい!!」
「入らなければならない!!」
「入れさせて!!」
こんな時は、ウインカ-を出して
「入りますよ~、入らせてくださ~い」
と事前に知らせることでスム-ズにいくと思います。
道路交通法では、進路変更は3秒前・右左折の合図は30m前となっていますが、状況によりますので、多少早く知らせる事が必要な時もあると思います。あまりにも長いと迷惑(混乱する)行為になりますので注意して下さい。
こんな事を理解して頂けると、事故が減るのではないかと思います。
大型車両との事故は、物損事故だけで終わらないケ-スが多々あります。
少しでも事故が減る事、痛ましい事故がなくなる事を祈ります。
車は安全に楽しく運転しましょう!!