以前、dポイントを利用して晩御飯を食べに行こうという事になり近くのファストフ-ド店へ妻と出かけました。
テ-ブルにつきオーダ-をして待っていると隣の席に若いカップルがやってきてオーダ-をしていました。
その後、カップルのテーブルにオーダ-したものが運ばれてきた時に女性が
「スプ-ンをお願いします」
と店員さんに言っていました。
店員さんは
「かしこまりました」
と丁寧に応対をして厨房に下がって行きました。
スプ-ンは通常テ-ブルの上の箸立ての横にスプ-ンを立てて入れる所があるのですが無くなっていたのですね。
店員さんは程なくしてスプ-ンを持って
「お待たせ致しました」
と、やってきました。
ここまでは良かったのですが、その後持っていたスプ-ンを
“ガシャ-ン!!”
と店に響き渡るくらいの音と共にスプ-ン立てに入れて立ち去ったのです。
もし手が滑ったのなら
「失礼しました」
の言葉があってしかりですよね。
カップルはちょっと驚いていましたが、隣にいた私達夫婦も驚いて顔を見合わせました。
最近の接客で想う事ですが、何かしっくりこない事が多いのです。
今回の場合は、言葉遣いは丁寧で良かったのですが接客態度という事になると思うのですが、少し残念でした。
ファストフードは、「安さ」「速い」が売りです。
経営側は人件費を抑える必要性に迫られる場合が多く、その為スキルを必要としない経営が行われ簡易又はマニュアル化された手順書を用意し、常用社員ではなく非正規雇用者を雇用しているという事です。
そうなると、接客をしている従業員はマニュアル通りの事をしているだけなので決して悪気があってやっている訳ではなく、ごく普通に接客をしているつもりなのです。これが問題ではないかなと感じます。
「安く」「速く」提供しているのだから接客は重視していないというのが店の運営方針であれば仕方がないのですが、そんな事はないですよね。
最低限の接客教育は必要では?と思ってしまいます。
教育指導をしてから現場で業務についてもらうという流れになっていない事に問題がある。
人手不足だから仕方がないのでしょうか?
接客一つで客入りは変わると言われています。
もし、メニュ-・料金・味が全く同じ A店、B店があったとします。
A店は普通の接客。
B店は、「いらっしゃいませ」の言葉もない接客。
通常であればB店の客入りは減少していくでしょう。
決して特別な接客は必要ないのです。
普通に接客ができれば。
同じお金を支払って食べるなら貴方はどちらで食べますか?という事だと思います。
「安くて早くて旨い!貴方の満足は当店の満足でもあります!」
なんてフレ-ズがあったかは知りませんが、それくらいの気持ちで営業しているのではないかと思います。
この光景を見ながら食事を終えた私たちは会計の時に
「dポイントで支払たいのですが宜しいですか?」
と妻が聞くと
「はい、全てdポイントで宜しいですか?」
とスム-ズに対応をしてくれた笑顔は最高でしたよ。
人柄は良いのです、教えてあげれば良い接客してくれますよ~。
少しの教育で接客は変わります。
せっかく美味しいのに、客の満足度を減らさないようにして欲しいですね。
お店の事ばかり書きましたが、客にもマナ-が必要です。
お店と客は、win-winの関係だと思っています。
私もマナ-を守って利用するように心がます。