私が小学5年生頃の出来事ですので40数年前の話しです。
野球少年だった私は、毎日コンクリ-ト壁に向かって投げ込みをしていました。
ある日、ボールを投げた瞬間「パキッ!」という音が右肘から響いたのと同時に激痛が走りました。
その後痛さで右肘を伸ばす事ができなくなりました。
所謂、疲労骨折です。
当時人気だった「巨人の星」の「星 飛雄馬」のようになれるかと思い投げ込んでいたのでしょうね(笑)
疲労骨折という病名は、当時はなかったのか母親に状況を説明しても理解してもらえず、無理やり肘を伸ばされそうになりました。
その日は夕方だった為、翌日になっても症状が変わっていなければ病院へ行こうという事で就寝しました。
翌朝、私の右手はグロ-ブのように腫れあがり母親もビックリ!
直ぐに病院へという事で連れていかれたのですが、何故か行った先は「整骨院」
母親はボールを投げていただけなのだから骨折なんて事は考えてもいなく、脱臼かなにかだろうと思ったらしいのです。
これが又悲劇の始まりです。
診察が始まり説明をすると「脱臼だね」と言われ、私の曲げている肘をぐっと伸ばしながらちょっとこね回しました。
「よし!これで大丈夫でしょう、明日又来てください」
と言われたのです。
この時の事は今でも覚えていますが、激痛に堪えて唸っていましたね~。
その唸っている私を見て整復師は
「偉いな良く頑張った!骨折していたらこんなもんじゃないくらい痛い筈だから大丈夫」
って褒めてもらっちゃいました(笑)
今思えば、「良くそんな事言ったな!!」ですよ。
結局、翌日も痛みが治まらず(当たり前です)というより痛みが増した為、レントゲンを撮ると「骨折!!」判明です。
今なら大変な騒ぎになるところです。
注:これは昔の事です。現在はこんな荒治療は絶対にありませんのでご心配なく。
今の親は、私の親のように乱暴な育て方!?(笑)はしていないと思いますからこのような事はないと思いますが、もし子供が「怪我」「病気」の症状があった場合は、きちんと状況、症状を聞いてあげて下さい。
例えば、「お腹が痛い」という症状があっても単なる内科系の病気ではないかも知れません。
何かの拍子にお腹を強く打っていたのかも知れません。
子供は、自分が悪い事をしてしまったかも知れない、親に怒られてしまうと思ったら事実を隠す事があります。
これは、嘘をつく事とは違うのです。
大好きな親に子供は怒られたくないのです。
こんな時、親は子供と同じ高さの目線で話しを聞いてあげましょう。
上からだと子供は委縮してしまいます。
寄り添ってあげましょう。
子供の気持ちを理解してあげられるのは親ですからね。
そして専門医に診てもらう事です。あっ!これは当たり前ですね、私の親の行動が間違いだったのです・・・(笑)


因みにですが私の右腕ですが、リハビリが悪かったのか、治療が悪かったのかは今になってはわかりませんが、曲げた時に肩に届きません。
決して体が硬い訳ではありませんよ・・・(笑)
今度、私の息子が怪我をした時にの事を書いてみようと思います・・・