10数年前の話しです。
小学二年生の時に自ら坊主頭を選択した息子は、中学・高校と野球を続けていきました。
中学三年生の時に、野球部の顧問から
「野球の強豪校への推薦が可能ですが考えませんか?」
※あくまでも推薦でその後の事は完全保障されていた訳ではありません。
と具体的に高校名を言われた。
強豪校だけあって部員数は100名以上
入部したとしても1軍~3軍まであり、三年生になってベンチ入りするのがやっとというのが現実かな?と私は思っていました。
息子と話しをすると
「興味がないわけではないが、部員数が多くてレギュラ-になれるかどうかわからない所に行くよりも近くの公立高校へ行って1年生からレギュラ-狙うわ!」
という返事が返ってきた
考えは私と一緒だったので近くの公立高校への進学を決めた。
私は実の所、迷っていたのですけどね。
部員数25名程のそんなに強くない野球部に入部した息子は、春の大会からレギュラ-で出場した。それも第一試合直前に監督から「スタメンで行くぞ!」と言われ試合に出たらしいのです。
そんなものですから私達夫婦は試合観戦にも行っておらず、帰ってきた息子から「試合に出たわ~」と言われ始めて試合に出た事を知りました。
成績は四打数三安打で勝利に貢献。
翌日の新聞に「一年生活躍!」みたいな感じで新聞に載りました。
地方紙の片隅に小さ~く載っていたのを、胸が熱くなるのを感じながら何度も読み返した事を思い出しました。
妻は涙を流しながら、何を言っているのか解らない状態で私に話しかけてましたね~(笑)
第二試合は休暇を取り球場へ行きましたが、コ-ルド負けを喫しました。
試合に負けた事は残念でしたが、息子がグラウンドに立っている姿を見る事ができて満足でしたね。
しかし、私はこの時反省しました。
野球部に入った息子は一年生から春の大会で選手として出る訳がないと思い、試合を観に行くなんて事は全く考えていませんでした。休暇を取る事に気が引けていたのもあるんですけどね。
この考えが駄目だった。
「レギュラ-」だろうが「ベンチ」だろうが関係なく、息子と話し合いをして進学を決めた時から親である私は試合を観に行き応援をするべきなんだ。
息子を勿論応援するが、進学した高校を応援する事が私の役目だと。
この事があってからは、スケジュ-ルの許す限りですが練習試合を含めて試合を観に行きました。
これがお前の親だ!!と見せてやらなくっちゃと思って(笑)
なんて大したものではないですが・・・(笑)
続く・・・
よく気づかれました。素晴らしいと思います。
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読んで頂きありがとうございます。
そう言って頂けると嬉しいです。
人生いつまでも勉強ですね。
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大変良い決断だと思います。
ちなみに私は中学生の頃、父親を怒らすと坊主にされ、クラスの友人から「お前、野球部でもないのに、なんで坊主にするの?」と言われました…
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ありがとうございます。
坊主頭=野球部でしたよね(笑)
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はい、恥ずかしかったです。
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