20年程前の事ですが風邪を引いてかすれ声になった事があった。
当時は新しい仕事の立ち上げで3ヶ月程物流倉庫で仕事をしていた。
何人かの同僚と仕事をしていたのですが、離れた場所にいる同僚に用事がある時には大声で呼ぶ事が頻繁にあった。
こんな仕事のせいもあったのか風邪が治っても声のかすれがなかなか良くならなかった。
のど飴を幾つ買ったかな~。
のど飴の袋に『食べ過ぎるとお腹がゆるくなることがあります』と書いてあるのですが、本当にゆるくなりました(;^_^A
2ヶ月以上も良くならなかったので総合病院の耳鼻咽喉科を受診すると
「喉に炎症を起こしていますね 喉の吸入しましょう。暫く通院して下さい。」
と医者から言われた。
言われた通り通院したのですが一向に良くならない。
そんな状態が3ヶ月続いた。
病院へ行っても
「どうですか?まだ良くなってませんね~ 吸入していって下さい。」
というだけ。
病状が変わらないけど大丈夫か?と思った私は病院を替えた。
別の総合病院の耳鼻咽喉科を受診すると。
「鼻からカメラ入れて喉を診ますね」
と言われた。
結果は
「声帯ポリ-プですね 切除が必要です。」
とあっさり言われました。
風邪の症状と重なった事もありますが、大声を出し過ぎると駄目みたいですね(笑)
この医者曰く、
「3ヶ月も治療して声のかすれが良くならないのに吸入だけの治療はあり得ない。普通はカメラを入れて検査します」
と言っていた。
ほ~と思いながらも手術をしないと治らないという事なので説明を受けて後日入院。
手術は全身麻酔で口から内視鏡を入れて切除するというものだったと思います。
手術の時間は短く簡単な手術だったのですが、この後が大変。
術後1週間、声出し厳禁なんです。
私のベットの横には
『この患者さんは声を出すことができません』
という貼り紙がいつの間にかされていた。
看護師さんから
「声を出すことは駄目ですから筆談して下さいね」
と言われた。
術後直ぐに声を出すと声帯に傷がつく可能性があり元通りの声に戻らないということだった。
術後、指示通り安静にしていると、なんだか熱っぽくなってきた。
内視鏡手術とはいえ体に傷をつけているので当然だ。
私の平熱は35.8℃くらいなのですが確か37.0℃を少し超えた位の熱になった。
多くの人は微熱で大した事がない体温だと思うのですが私には辛い体温。
平熱が36.4~5℃の人が38.0℃位になった感覚?だと思います。
『熱が出ました!』
と書いた紙を持ってナースステ-ションへ行くと
「あら~ナースコールで良いんですよ 声を出せないとわかっていますからコ-ルしてくれれば直ぐに行きますからね~」
と優しく笑顔で言ってくれた。
優しく言ってくれたのは良いが、それは先に言ってよ~!と思いながらベットに戻った事を憶えている。
こんな入院生活だったが一つだけ良い事があった。
娘が小学生だったのですが私と筆談する事が嬉しかったようだ。
娘からの筆談での質問は
「痛い?」「大丈夫?」「いつ帰ってくるの?」
という内容だったかな・・・?
この質問に私が文字を書いて返事をするのをニコニコしながら見ていた娘。
筆談が新鮮だったのでしょうね。
たかだか10日間程の入院だったと思うのですが、バスで1時間程かかる病院に5~6回位来たような記憶があります。
入院はしたくないが、この事だけは入院も悪くないと思った事だった。
この時の入院は
別な病院で医師の意見(診断)を聞くという意味では セカンドオピニオン の重要性と
娘との楽しい想い出作りができました(親の想い出です・・・(;^_^A)
私は想い出だと思っていますが娘は憶えていないでしょうね・・・。
改めて、セカンドオピニオンの重要性を感じますね。
そして、手術が無事済んで悪性ではなく、元通りになって本当に良かったです!!!
声が出せない中、無邪気なお嬢さんがいてくれるだけで、活力になりますね。
再発もないようで、本当にお元気になって何よりです。
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ご心配ありがとうございます。
幸い大事に至らず元気にしております。
ただ医師からは、声帯ポリ-プができやすい体質かも?と言われましたので、喉の調子には多少気を付けています。多少ですけど(笑)
子供の無邪気さって親への癒しのプレゼントかも知れません。
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