先月30歳になった娘から妻へラインが来た。
「お父さんから ”おめでとう” ラインがこないけど体調悪いわけじゃないよね」
というものでした。
おめでとうって連絡ないよ!じゃなくて、いつも連絡来るのに来ないけど元気なの?
という心配の連絡だった。
これは失礼したなと思い直ぐに「おめでとう」と送った。
そんなラインをした後に娘が言葉を喋りだした時の記憶が甦ってきた。
ある日「おかあさん」と言えるようになった娘。
当然私は、次は「おとうさん」と読んでくれるのだよね
と期待していたのですがその言葉はなかった。
暫く経ったある日、テレビを観ていた私の横にきて
「あ~はん」
と言っているのです。
そして私の肩に手をかけ
「あ~はん」
と言うのです。
最初は何だ?と思いましたが、どうやら私を呼んでいるのでした。
「おかあさん」は言えたのに「おとうさん」は言えなかったようです。
でも私は「あ~はん」と呼ばれて嬉しかったですね。
もうデレデレでした。
私は「おとうさん」ではなく「あ~はん」で良い!!と思いました。
「あ~はん」と呼ぶ娘が可愛くて・・・。
ただの親ばかです。
これから数日経って仕事から帰宅すると
「おとうさんおかえり~」
と息子と娘が迎えてくれました。
娘も「おとうさん」と言っているのです。
嬉しいような悲しいような感じでしたね~。
でもこれで良いのです。
これが大人になっていくという事なんです。
こんな娘だったのが「お父さん元気なの?」と連絡が来るようになった。
そうだよな~生まれて30年経つのだから・・・。