何はともあれ和やか気分

正月休みの最終日の前夜に妻が

「明日、コメダ珈琲でモーニングしない?私が起きられればですけど・・・」

と言ってきたので、ほぼコメダ珈琲へ行く予定になった。

翌朝

「まだ間に合う?」

と8時過ぎに起きてきた妻に「大丈夫、余裕です」と返し身支度をして出発した。

店に着くと、皆さん同じ事を考えているの?と思える程駐車場は一杯。

駐車できる場所を探していると、向かい側からも私達と同じような車がきた。

私が駐車すると、その車は私達のほぼ向かい側に駐車した。

その車から降りてきたのは若いカップルだったのだが男の格好がだらしない。

ただ、私の年代のおじさんから見るとだらしがないかも知れないが今時のファッションかも知れないと思い妻に聞くと

「いや~あれはただだらしがないだけだね~」

というのできっとだらしがないんだと思った。

妻は同い年ではあるが、今時のファッションを知っているらしい。

ファッション誌を良く読んでいるもんな~。

美容師の娘からも情報を入手しているのかも知れない。

そんなカップルが先に入り続いて入店すると満席状態で待ちの状態だった。

しかし名前を書いて待っていると10分程で席に案内された。

案内された席の隣には偶然にも先程のカップルがいた。

私達がオーダ-を済ませた後に隣のカップルがオーダ-していたのですが

カップルの男性「〇〇コーヒ-を下さい」

店員「お一つで宜しいですか?」

カップルの男性「お一つで」

カップルの男性「それとアイスココアをお一つ」

その後にも〇〇をお一つ・・・オーダ-していた。

「そこはお一つではなく 一つで良いのでは?」でも「お一つ頂けますか?」とも言うか~?と思いながら男性をちらっと見ると、人の良さがが顔に現れていてるような人で笑顔で優しい感じでオーダ-をしている。

こんな感じでオーダ-されると店員さんは悪い気はしないだろうなと思いながら

「おひとつ」は笑いを取る為?いや「おひとつで宜しいですか?」の店員さんの言葉の流れだよな。

いやもうそんな事はどうでも良い。

この男性の顔と優しい口調+「お一つ」を聞いて和やかな気分になった。

このカップルはどうやら夫婦のようだった。

正月は何かと疲れるよね、多少だらしがなくても良いか~!

私達夫婦も正月疲れを癒す為にここに来たようなものだから同じだ。

「おひとつ」は少し気になったけどご愛嬌ですな。