私は二世帯住宅に住んでいる。
1階には私の両親、2階には私達夫婦と息子。
それと1階と2階を自由に行き来する猫がいる。
ある日、仕事を終えて帰宅した私はいつものよう1階へ顔を出し
「ただいま」と言おうとすると
居間が異常なほど散らかっている。
まるで泥棒にでも入られたような光景だ。
ソファ-には母親が顔をしかめたようにして横になっている。
これは何があった?と思った私は
「どうした!?なにかあったのか?」
と母親に声をかけた。
直ぐには返事がなく何度も声をかえてやっと返事が返ってきた。
「あ~お帰り 今何時?」
となんとも呑気な返事。
居間の状況を聞くと
「あら~ 〇〇(猫)だね~」
「なんかね~ 寝てたらね~ 起きろって 顔に手を押し当てたりしてきたんだけど眠いからかまわなったのさ~
そしたら2階へ行ったりこっちに来たり走り回ってたのさ~」
なるほど、我が家の猫の仕業だったのか。
このやりとりをしていると、私の声に気付いたのか
「にゃ~」
っと少しかすれた声で我が家の猫がやってきた。
「お前ね~ なにがあったのかと思ったべや~(北海道弁です)」
と言いながらほっとした瞬間だった。
因みに母親すっぴすっぴしかめっ面に見えたのは、スッピンがそのように見えたようだ。
気にするので母親には言わなかったが・・・。
タイトルは、笑点に出演している 林家 たい平さんの「新 なにかあったのか劇場」を真似してみました(笑)