まさかの帰宅後の号泣 妻よ「卒母」お疲れ様

9年程前になりますが、美容学校を卒業した娘が美容室に就職が決まり一人暮らしをする事になり、3月最後の日曜日に引越をする事になりました。

冷蔵庫・ベット・TV等は購入して別な日に配達をしてもらう事になっているので、小さな荷物を私の車に積み込み、妻と娘の3人で娘の新居に向かいました。

到着して荷物を運び入れた後は、足りないものを近くのホームセンターに買いに行ったりして夕方に無事終了しました。

その後、少し早かったのですが近くのファミレスで夕飯を食べる事にしました。夕飯を食べながら私は、もう今迄のように一緒に食事をする事は殆どなくなるな~と、少し寂しい気持ちになっていたのを思いだします。

娘は念願の一人暮らしでしたので、幸せそうな笑顔でしたね~。

食事も終わり娘の新居を後にして、自宅に向かい車を走らせました。

帰りの道中で妻と何を話したかは、はっきり覚えてはいませんが

「朝ちゃんと起きれるのかな~」

「ご飯ちゃんと作るのかな~」

なんて私が言いながら帰ったような気がします。

そして帰宅。

二人で部屋に入った途端、妻の目から涙が溢れるのと同時に号泣しながら私に抱きついてきました。

いや~焦りましたね~ 何事だ?ってね。

妻は、娘が家から出ていく事が寂しくてたまらなかったのですが、これから新しい門出の娘の前で泣いてはいけないと思い我慢していたんですね。

涙もろい妻がよく泣かないなとは思ってはいたのですが、ここまで我慢していたとは思いませんでした。車に乗ってから泣く事もできた筈なのに・・・

でも、帰ってくるまで我慢をしていたという事を聞いた私は自分の涙が流れるのを堪えて妻を抱きしめました。(思い出すと照れますが)

娘が家から出て行った寂しさと、妻の母親としての寂しい気持ちを思い知らされました!!

後で、この事を娘に話すと

「あそこでお母さんに泣かれると私も泣いていた」

「お母さんは涙もろいのわかってるけれど、今は泣かないで!!って思ってた」

と言うんですよ。

母と娘の絆を感じましたね~。

あれ?父親の私がどこか行っちゃいましたね(笑)

その娘も今は一人前の美容師になった働いています。

あの時は娘の新しい門出でもあり、母親が子育てを卒業した日でもあったようなきがします。

今は「卒母」というようですね。

妻よ「卒母」おめでとう なのかな?

私からは、「お疲れ様でした・・・」ですね。