深夜の恐怖・・・

あの時の事は今でも鮮明に覚えている。

息子5歳・娘3歳位の時だったと思う。

妻は用事があり出かけていた夜の事だった。

子供達二人を寝かせた後、私は椅子に横になりながらテレビを見ていたのですが
23時を過ぎたあたりで寝てしまったらしいのです。

どれくらい時間が経ったのかはわかりませんが、急に私の胸のあたりに何かが
乗ってきたのです。

その瞬間、眠りから覚めたのですが怖くて目があけられません。

「もっ、もっ、もしかして、これが金縛りというものなのか?」と思いながらじっとしていました。

私は、俗にいう霊感は全くなく、見た事も感じた事もなく、まして金縛りなんてなった事もありませんでした。

じっとしていたのは僅かな時間だったと思うのですがその後、意を決して目を
あけました。

すると、私の目の前に顔が・・・

そして、その直後に言葉を発したのです

「お父さん オシッコ~」

胸の上に乗っていたのは、娘だったのです。

いや~ほっとしましたね~あの時は。

恐怖が微笑みに一瞬で変わり、娘を抱きしめました。
今は抱きしめさせてくれないと思いますけどね・・・(笑)

娘は多分、目が覚めて自分の横を見ると、いつも横にいる筈の母親が居ない事に寂しさを感じたのでしょうね。

それで私の胸の上に乗り、顔を覗き込んでいたのでしょう。

子供は、いつもと違う状況になると不安を感じるのですよね。

子供の不安は払拭してあげる事が大切です。

それが抱きしめてあげる事でも。

今回の場合は、どちらかと言えば私が不安を払拭する為に抱きしめたのかもしれませんけど(笑)

体験談のような事をラジオで話していたのを聞いて、30年近く前の事件?を思い出しました。

懐かしい~。

あの時、上から重圧がかかってきた瞬間はホント怖かった・・・