私は あ~はん

先月30歳になった娘から妻へラインが来た。

「お父さんから ”おめでとう” ラインがこないけど体調悪いわけじゃないよね」

というものでした。

おめでとうって連絡ないよ!じゃなくて、いつも連絡来るのに来ないけど元気なの?

という心配の連絡だった。

これは失礼したなと思い直ぐに「おめでとう」と送った。

そんなラインをした後に娘が言葉を喋りだした時の記憶が甦ってきた。

ある日「おかあさん」と言えるようになった娘。

当然私は、次は「おとうさん」と読んでくれるのだよね

と期待していたのですがその言葉はなかった。

暫く経ったある日、テレビを観ていた私の横にきて

「あ~はん」

と言っているのです。

そして私の肩に手をかけ

「あ~はん」

と言うのです。

最初は何だ?と思いましたが、どうやら私を呼んでいるのでした。

「おかあさん」は言えたのに「おとうさん」は言えなかったようです。

でも私は「あ~はん」と呼ばれて嬉しかったですね。

もうデレデレでした。

私は「おとうさん」ではなく「あ~はん」で良い!!と思いました。

「あ~はん」と呼ぶ娘が可愛くて・・・。

ただの親ばかです。

これから数日経って仕事から帰宅すると

「おとうさんおかえり~」

と息子と娘が迎えてくれました。

娘も「おとうさん」と言っているのです。

嬉しいような悲しいような感じでしたね~。

でもこれで良いのです。

これが大人になっていくという事なんです。

こんな娘だったのが「お父さん元気なの?」と連絡が来るようになった。

そうだよな~生まれて30年経つのだから・・・。

お父さんのハートわしづかみ

「お父さん大変だ!!」

帰宅すると娘が走ってきた。

「どうした?」

と聞くと

「お母さんが・・・」

と言って黙ってしまった。

「お母さんがどうかしたのか?」

と言いながら娘を抱き上げると娘の部屋を指さした。

「部屋がどうかしたのか?」

と言いながら部屋へ向かい扉を開けると、すかさず娘が壁を指さして

「お母さんが高橋克典のポスタ-貼ったんだよ お父さんいいの?」

と言ってきたのだ。

娘は母親が父親以外の男性の写真(ポスタ-)を部屋に貼った事で、お母さんがお父さん以外の男性を好きになったと思ったようです。

これは今から22年程前の娘が小学2年生頃の話しなのですが、その時私は笑ってしまいました。

それと同時に娘の私に対する気持ちが嬉しかったですね。

女の子は「おませさん」というのは本当なんだと思いながら

「多分大丈夫だと思うな~ お父さんとお母さんは仲良しだからさ、見ていればわかるよ~」

と言いながら娘を抱きしめた。

娘は食事の時に、ご飯を口に入れては私と妻を観察していたが暫くすると安心した様子でした。

そんな娘は今年結婚した。

そして私達の33年目の結婚記念日にラインで「おめでとう」と送ってきました。

その内容の中に

「・・・感慨深いものがあります。これからも仲良く・・・」

と書かれていた。

その文面を読んで私も感慨深いものがありました。

22年程前にあんな事を言っていた娘がこれですからね。

ちょっと話しは戻りますが娘に「お母さんがポスタ-貼った!良いの?」と言われた時に私は笑ったのですが、笑った理由にはもう一つあったのです。

妻が高橋克典さんのファンなのは知っていたのですが、何故?子供達の部屋に貼った?

と思わず可笑しくなったのです。

貼るなら自分の部屋。

と言っても部屋は他に私達の寝室しかないのですが、ここには貼れないと思ったのでしょうね(笑)

私への気遣いかな?

これも女心なのかな?

まだまだ女心がわかっとらんな~と思った瞬間でしたね。

今もですけどね(笑)