小学生の頃、右肘を骨折した事は前に記述したのですが
骨折後、学校生活の話しです。
私の担任は、後数年で定年を迎えるという女性教師でした。
私が三角巾で右腕を吊って登校すると色々と面倒をみてくれる優しい教師だったような記憶があります。
右利きの私は、字を書く事が困難な為テストは当面受けられないという事で親から担任に説明をして了承をもらっていました。
ある日、担任が何かの理由で休む事になり、代わりに男性教師が授業にやってきました。
そして何のテストをする事になったかまでは記憶にないがテストをする事になった。
私は直ぐに私の状況を説明してテストが受けられない旨を説明した。
すると
「おまえ何言ってるんだ 左手があるだろう 甘えるんじゃない!」
と一喝されたのです。
いや~焦りましたね~ というかビックリしました。
その後、苦労はしましたが何とか解答欄に全て記入しました。
ただ子供ながらに「なんて日だ!」いや「なんて奴だ!!」とちょっと反抗心を抱きながらやったような気がします。
そのおかげで今でも、下手ながらも左手で字を書くことができるので感謝?かな。
しかしこの教師の言動は現代であれば多分、保護者からクレ-ムものでしょうね。
ただその先生は「10分で計算をすれ!とかいう時間制限があるものは難しいかもしれないが、そうでないものはやってみろ!」とも言っていた。
厳しいながらも苦境を乗り越える「努力」をしなさい!(ちょっとオ-バ-ですが)
「できない」ではなく「できる方法」を考えて実行してみなさい!
と教えてくれたのかもしれません。
しかし現代では、この言い方
アウト~!! ですね。
何故、昔は良かったのか?何故、許されたのか?
それは、親も同じような考えだったからですよね、きっと。
ちょっと指を切っても
「唾でもつけておけば大丈夫」なんて言われましたし
食べ物を落としても
「3秒以内なら食べられる」 あっ!これは違いますね(笑)
親も教師も、ワイルドだったのです。
私の周りだけだったのかもしれませんが・・・
そう考えると、昔の人は言葉が足りなかったのかもしれませんね。
解りやすいような説明がなかった!
「取り敢えずやってみろ!」「やればわかる!」って感じですよね。
今は駄目ですよ~!
きちんと理解できるように説明をしてあげないと。
社員教育も同じです。
内容をきちんと説明してあげる事が第一!
仕事を教えられない先輩、上司は、仕事が出来ないという烙印を押されますよ!
「俺の背中をみて覚えろ」なんて時代錯誤もいいところです。
話しは戻しますが、
左手で全問回答欄に記入し、10分間ドリルも意地でやり遂げた私でしたが、テストの点数は今一つでした。
左手で字を書く努力は一生懸命やり意地を見せたのですが、肝心の勉強努力が不足していたようです・・・(笑)