新婚時代に妻と二人で、昼食に天ぷらを食べに行ったのです。
人生で初めて、揚げたての天ぷらが料理人の箸でつかまれ
「〇〇でございま~す」
と言いながら私たちの器に入れてくれる店です。
私は妻と一緒に食べている事も嬉しかったのですが、「いい値段がするところで天ぷらを頼むとこんな感じで天ぷらが出てくるんだ~」と感動していた事を憶えています。
しかし妻は、天ぷら料理の食レポ番組を見ながら
「エビでございま~す!!」
のシ-ンを見た瞬間
「こいうところで食べてみたいね~」
と私の顔を見ながら言ったのです。
そうです、妻は全く記憶にないのです。
私は、間違いなく妻と行ったのに・・・(笑)
因みに私も妻に言われても憶えていない事があるんですけどね・・・(;^_^A
私は妻が憶えていない事に腹を立てていたのですが、最近になって考える事があります。
長い間一緒に生活をしていれば「憶えきれない程の思い出」ができるよな~
「記憶からこぼれていく」思い出もあるよな~
これも一つの思い出なのかもしれない、それだけ沢山の思い出があるという事だと。
これからも、日常での出来事が二人に思い出になる。
できれば、二人共に憶えていて共通の話題で語り合いたいですね・・・(笑)