ある薬局の看板に「痔」の文字を見て思い出しました。
「日本人の3人に1人は痔である」と何かで読んだ事があります。痔で悩んでいる人は沢山いるから決して恥ずかしい事ではないと書いてあったような記憶があります。
私、19歳の時に痔を発症しました。
最初はどうしたのか理解できなかったのですが、症状を調べているうちに「いぼ痔」だと判明しました。簡単に説明すると肛門の内側から腫れたものが外側に出てくるんです、外側に出ると痛いんです。
最初は、風呂に入って肛門を揉んだりしているうちに良くなったのですが、それから1年程してから又発症。その時は座薬を使い良くなりました。
しかし、この時から私は20数年もの間、痔と付き合ってきました。
痔の薬も、最初の頃は1~2回使えば良くなったのですが、年々使う量が増えていきました。それどころか座薬だけでは効かなくなり軟膏と併用するようになりました。
そして、とうとう薬が効かなくなりました。正式にいうと、薬を使った時は良くなるのですが、排便をすると「いぼ痔」が出てきて痛みがでるのです。
あ~もう駄目だと観念し、ネットで病院を探し直行したのです。
病院で肛門にカメラを入れられ
「いや~随分立派ないぼ痔が三つもあるね~手術しかないよ」
と医者に笑顔で言われてしまいました。
自分でも覚悟はしていたので、直ぐに入院日程を決めました。
手術日までは一週間あったので病院で座薬を出してくれたのですが、その座薬というか「イチジク浣腸」のような容器に入っている薬を肛門に入れるのですが、これがまた効くのです、痛みがなくなるのです。「病院から処方される薬は違うな~」と感心しました。要するに私のその時の状態は、市販の薬では治せる限界を超えていたんですね~。初期段階だと市販薬で十分に効果はありますが・・・
一週間後入院、その日のうちに手術。
手術は、下半身麻酔で30分もかからないで終わります。
私の場合ですが、術後約2週間で退院。その後は数回通院して終了です。(大抵はこんな感じのようです)
退院後、痛みのない生活って素晴らしいな~と思いましたね~。
あの痛みと闘っていた時間がもったいない!なんでもっと早く病院に行かなかったんだろうと後悔しました。あの痛みがある時は物事に集中できませんでしたから。初期の頃に治療していれば手術しなくても良かったかも知れませんしね・・・
恥ずかしかったんですね~お尻を見せるのが(笑)
痔で悩んでいる方!!絶対に早く病院に行って治療してもらった方が良いですよ。
痛みを我慢している時間は本当もったいない!!人生損しますよ!!
病院に行くのが恥ずかしい、診察が恥ずかしいと思っているあなた。
今は昔と違って、診察の時に配慮してくれるんです。
大抵はお尻を出して医者の方へ見せるのですが、男性患者の時は女性看護師さんは一旦席を外してくれます。そして、医者の合図で戻り患者のお尻の部分だけが見えるようになっている布をかけてくれます。(今は、どこの病院でもこういった配慮をしてくれるようです)昔でしたら、何をする時も看護師(看護婦)は直ぐ近くにいるので男性はちょっと恥ずかしい思いや惨めな思いをしたのですが、今はそんな事はありません。お尻だけは見られますけどね(笑)
女性患者の場合は、女医さんが診察してくれるところ(私が入院した病院にはいました)もありますから調べると良いですよ。
術後の個人差はありますが、私はほぼ痛みがなかったですね。排便の時もほぼ痛みはなかったです。(これは私の場合で、痛みを訴えていた人もいましたが、痛み止めを飲めば直ぐに治まっていましたよ)
治療の一つなんですが術後2目か3日目から入浴治療があるのですが、これが快適なんです。泡ぶろに入ってゆったりです。
内科系で入院している訳ではないので基本食事制限はありませんので、病院食プラス何を食べても問題なし。食べ過ぎは注意されるかもしれませんが・・・
何と言っても病棟の入院患者は皆「痔」なので、恥ずかしさは「0」です。男女共に同じ話題で楽しい入院生活です。
私は、この入院で「リフレッシュ」できたような感じでした。
因みにですが、退院する時に医者から言われた事があります。
洋式トイレに長時間座ると肛門周辺の血流が悪化するので、できれば3~5分程度がベタ-ですと言われました。便意をもようしてからトイレに行き、座る時間は少しでも短い方が良い。
和式は駄目だと思っていましたが、まさか洋式も駄目だとは知りませんでした。
昔なら「新聞」を持って長時間トイレに入るお父さん達がいましたが、現在は「スマホ」を持って長時間の方がいるのでは?これ良くない!と医者が言っておりましたので、お気をつけ下さい。