笑顔と驚きの福袋

STVラジオの「十人十色」を聴いていると「泣いた笑った福袋」というテ-マで話しをしていた。

北海道のラジオ番組なんですが私は結構好きで聴いている。

福袋なんて買ったことないな~ と思っていたのですが

ありました!20数年前に一度だけですが、おもちゃ?ゲーム?の福袋を買った事があります。

二人の子供がまだ幼稚園に入っていなかったな~という年齢だったと思います。

仕事帰りに札幌SOGO(今はビックカメラになってますけど)に、多分妻に買い物を頼まれて寄ったのです。

そこで私の目に留まったのは、玩具売り場に陳列されていた5,000円の福袋(多分それくらい(笑))

福袋の中身を店員さんに聞くと、おもちゃが少しとゲ-ムが入っているという事。

ゲームと言っても、Switchとかプレイステ-ションではない。

確か入っていたのは、人生ゲ-ムとだるま落としが入っていたかな。

あとは何が入っていたのか全く思い出せない。

こんな福袋を買って私は子供達の喜ぶ顔を思い浮かべながらJRに乗った。

JRの車内で私の顔をみた人は「何だこの人は 気持ち悪い」と思った人も居ただろうな。

帰宅して玄関に迎えにきた子供達に、すぐさま福袋を渡した。

予想通り大喜びだ。

私の笑顔も止まらなかった。

妻が

「福袋!?あら~良かったね~」

と言いながら子供達と袋の中身を確認している。

そして私に言ってきた

「ねえ、これ子供達にはまだ早そうなやつばかりだよ 福袋に対象年齢6歳~7歳って書いてあるよ」

そうなんです、子供達にはまだ早かった~ きちんと確認して買わなかった~。

買った私が、ただただ浮かれていただけだった~。

という残念な結末になってしまった。

しかし子供達は福袋の中から次々とでてくる玩具に大喜びだったので私は満足。

妻も

「あれだけ喜んでいる顔を見れたのだから良いね!!」

と言ってくれた。

親ばか代表です。

ただこの後に

「ところで買い物のお釣りは?」

と妻に聞かれ

「お釣りは福袋になりました」

と私は笑顔で答えた。

妻は

「えっ!」

という驚きの声を出しながらも苦笑いだった。

お釣りを使い込んで怒られなかったのは、この時だけだった(笑)

私は あ~はん

先月30歳になった娘から妻へラインが来た。

「お父さんから ”おめでとう” ラインがこないけど体調悪いわけじゃないよね」

というものでした。

おめでとうって連絡ないよ!じゃなくて、いつも連絡来るのに来ないけど元気なの?

という心配の連絡だった。

これは失礼したなと思い直ぐに「おめでとう」と送った。

そんなラインをした後に娘が言葉を喋りだした時の記憶が甦ってきた。

ある日「おかあさん」と言えるようになった娘。

当然私は、次は「おとうさん」と読んでくれるのだよね

と期待していたのですがその言葉はなかった。

暫く経ったある日、テレビを観ていた私の横にきて

「あ~はん」

と言っているのです。

そして私の肩に手をかけ

「あ~はん」

と言うのです。

最初は何だ?と思いましたが、どうやら私を呼んでいるのでした。

「おかあさん」は言えたのに「おとうさん」は言えなかったようです。

でも私は「あ~はん」と呼ばれて嬉しかったですね。

もうデレデレでした。

私は「おとうさん」ではなく「あ~はん」で良い!!と思いました。

「あ~はん」と呼ぶ娘が可愛くて・・・。

ただの親ばかです。

これから数日経って仕事から帰宅すると

「おとうさんおかえり~」

と息子と娘が迎えてくれました。

娘も「おとうさん」と言っているのです。

嬉しいような悲しいような感じでしたね~。

でもこれで良いのです。

これが大人になっていくという事なんです。

こんな娘だったのが「お父さん元気なの?」と連絡が来るようになった。

そうだよな~生まれて30年経つのだから・・・。