3年程前の3月に妻と東京へ行った時の事です。
正確に言うと出発する時の事です。
木曜日、勤務終了後即帰宅。
妻を乗せ新千歳空港へ向かった。
新千歳発20:00→羽田着21:40の便に搭乗です。
19:00前に空港へ到着してJALカウンタ-へ行くと機材繰りの関係で遅延が発生との事。
新千歳発20:35→羽田着22:15に変更になっていた。
おかげで時間に少し余裕ができたので、手続きをして保安検査場を通過してから夕食をとる事にした。
夕食が終わり椅子に座っていると、クラスJシ-トに空きがあるとアナウンスがあった。
普通席を予約していた私達は
「どうする?」
と顔を見合わせました。
クラスJシ-ト 追加料金1席1,000円×2=2,000円 ちょっとだけ贅沢しようという事で合意。
搭乗口横のカウンタ-に向かい
「クラスJシ-ト二つ空席ありますか?」
と確認すると
「空席はあるのですが横並びで席がとれないのですが宜しいでしょうか」
と回答があった。
たまにしか行けない飛行機の旅で離れた席で行く気にはならないのでお断りをした。
そんな事があり又椅子に座り搭乗を待っていると
先程クラスJシ-トの応対をしてくれて女性スタッフがやってきた。
「クラスJシ-トですが、お一人のお客様に席を移動して頂いたので横並びで席を確保できますが如何でしょうか?」
と言ってきたのです。
空席を埋める為の業務だったのかも知れませんが、私達夫婦はこのご厚意に感動しました。
こんな良い気分でクラスJシ-トに座り20:35に新千歳空港を飛び立ちました。
22:15に予定通り羽田に到着。
荷物受け取りレーンへ向かうと、他の便の荷物の後に私達の便の荷物を流すという事になり暫く待つことになった。
最終的に荷物を受け取れたのは23:30過ぎだったように記憶している。
荷物受け取りレーンで待っている時にホテルにはチェックインが遅くなる事を連絡していましたが、まさかチェックインが24:00を過ぎるとはちょっと予想外でした。
出発は遅れるは到着してからはイレギュラ-がありチェックインは遅くなるはで、旅のスタ-トからトラブル続きだったのですが、クラスJシ-トの神対応をしてくれたJALの女性スタッフのお陰でイライラもせず気持ち良く旅の初日を過ごす事ができました。
先に記述はしましたが、私は空席を埋める為だけの業務行動ではないと思っています。
この方は客の気持ちになった機転の利いた神対応だと思っています。
こういった接客応対が客の気持ちを穏やかにする事ができる、そして素敵な旅をサポ-トしてくれる。
今、航空業界からも出向が始まっているようですね。
自治体・物流系・コールセンタ-・教育機関等へ出向と聞いています。
職種が変わり皆さん大変でしょうがJALの皆さん頑張って下さい。
出向記事を読んでいたらこんな事を思い出しました。