城は白だ!!

結婚して36年が過ぎた。

自分の城(家)を持つことが夢です。

という言葉を耳にする事がある。

私の場合は夢ではなかったが、私の両親と一緒に住む為に二世帯住宅を建て住んでいる。

建てたと言っても私が全額支払いをした訳ではない。

こんな私なので家を

「これが私の城だ~」

と思った事はない。

ただ娘が昔使っていた部屋を私の仕事部屋にしてからは

「俺の城だ~」

と思っている。

昨年の事 妻があまりにも部屋から出てこない私を心配してなのか部屋をノックしてきた。

「何してるの?大丈夫?」

と部屋へやってきた。

ちょっと焦り気味の私。

私の様子を見た妻は怪訝そうな顔をして出て行った。

仕事は勿論していたのだが、一区切りついたところで

結婚35年を迎えるにあたり サプライズ計画をしていたところだった。

妻は何らかの疑念を抱いたのだろうが私は 白だ!!

後に疑いは晴れましたがね・・・。

何処の馬の骨

新年あけましておめでとうございます。

今年も宜しくお願い致します。

大晦日に昨年結婚した娘が旦那さんと一緒に里帰りしてきた。

私は、友達の奥様方からは

「〇〇さん(私)なら娘が結婚相手を連れてこようものなら お前のような何処の馬の骨かわからない奴に娘はやらん!! って絶対言いそうな父親ナンバ-ワンだよね」

と言われていた。

私はその言葉を否定はしなかったが、そんな事は全く思っていなかった。

私は結婚して今年34年目になる?んっ合っているよな。

ちょこちょこ間違て妻に訂正されているからな(笑)

私だって約34年前に娘であった妻と結婚した身である。

ただその時に一つ納得できない事があった。

「娘さんを下さい」

という言葉。

当時の私は「俺も結婚したいと思っているけれど彼女(妻)も結婚したいと思っているのに何故お願いしなくてはいけない?」と思っていた青二才だった。

まあしかし最終的にはそれなりに挨拶をして結婚をしたような気がする(笑)

私は言わないが「何処の馬の骨かわからない奴に娘はやらん」

という言葉を決して否定はしない。

結婚するなら良い男(人)と結婚して幸せになって欲しいというのは大抵の親は思っている事ですからね。

「どこの馬の骨・・・」は「娘に優しく、幸せにしてくれるかわからない奴に・・・」という親の気持ちもあるのだと思う。

私だって妻の親からしたら「幸せにしてくれる」なんて保障はなかったのですから複雑だったのだろうと思います。

自分の娘には「幸せになって欲しい」いや正確にいうと「不幸になって欲しくない」というのが親心です。

でもね結婚するのは私ではないのです娘なのです。

明らかに不安が認められる(色々ありますが・・・)時は別ですが娘が選んだ男(人)を私は信用しています。

一昨年、娘の旦那さんと顔合わせの前日

妻に

「俺が、・・・うちの娘は嫁にやらん!!なんていう訳ないし、言える訳ないよな」

と言うと妻は私から視線を外し笑っていた。

妻も当時の事を想いだしたのだろう。

今年は新婚の娘を見ていて多くの事を想いだす事ができた新年の良いスタ-トになったような気がする。